老後の生活では収入が減ることが一般的ですが
固定費はそのまま残ります。
特に通信費、光熱費、保険料は生活に欠かせない出費ですが
節約の余地があることを知っていますか?
この記事では、老後の固定費を見直す方法を詳しく解説します。
記事を読むことで、老後の固定費の見直し方法を具体的に理解し
無駄な出費を削減し、快適な老後生活を送るための資金確保に役立てることができます。
是非、この記事を参考に自身の生活費を見直してみてください。
記事のポイント
- 固定費見直しの重要性
- 通信費節約方法(格安SIMなど)
- 光熱費の節約方法
- 保険料の見直し手法
- 住居費や車のコスト削減
はじめに
固定費を見直すことが重要です。
固定費を見直すことは、行動を起こせばすぐに
そして持続的な効果をもたらします。
まずは、人生における固定費を見直すことをおすすめします。
生活における固定費
- 通信費:格安SIMカードへの切り替えや固定電話の見直しなど。
- 光熱費:電気やガスの供給元を変更する。
- 保険:保険契約を見直す。
- 住居費:持ち家と賃貸の費用を確認する。
- 車:必要なものを見直す。
- 税金:税金や社会保障の仕組みを理解する。
いずれも生活する上で重要な出費であり、固定費を下げると生活満足度が下がりそうですが
正しい見直しをすれば、生活満足度を下げることなく、固定費を抑えることができます。
この記事では、上記固定費のうち、通信費、水道光熱費、保険料の固定費を見直す方法をご紹介します
この3つを見直すだけで、月3万円、年間約36万円も固定費を減らすことができます。
どれも身近な固定費ですし、行動を起こせば必ず結果が出ますので
さっそく実践してみましょう。
通信費を見直す
快適なインターネット環境を意識して、通信費を見直す。 以下の2つの方法で、通信費を見直します。
- スマートフォンを格安SIMカードに入れ替える
- 自宅のインターネット接続環境を確認する。
格安SIMカードを使って、格安のスマートフォンを持つ
毎月の通信費はいくらですか?
通信費を節約する第一歩は、格安SIMカードを使うことです。
大手キャリアと契約し、毎月8,000円の通信費を支払っている場合
格安SIMカードに切り替えるだけで
毎月5,000円以上固定費を削減することができます。
年間では約6万円ですから、大きな節約になりますね。
最近は、大手携帯キャリアも格安プランを提供しているので
通信費のチェックはますます重要です。
格安SIM業界では次々と新しい料金プランが発表されるので
すでに格安SIMを利用している人も定期的に料金プランをチェックする必要があります。
格安SIMに乗り換えたいけど、どの会社がいいのか
何から始めればいいのかわからないという方も多いでしょう。
自宅のインターネット回線をきちんとチェックしよう
自宅のインターネット回線も固定費見直しの対象です。
契約が複雑だったり、選択肢が多かったりで
勧められるままよくわからないままインターネット回線を
契約してしまったという方も多いでしょう。
キャッシュバックがもらえるからお得だと言われた。
キャッシュバックは、インターネット回線を選ぶ理由のひとつです。
しかし、手続きが煩雑で取得しなかったことを後悔するケースや
契約内容にユーザーにとって不利な内容が含まれているケースもあるようです。
インターネット回線は、数年の契約期間が必要なものが多く
契約時の違約金の関係で、すぐに契約内容を見直すことができないケースもあります。
すでに契約している人も、これから契約する人も
今回の情報を参考に、自分に合ったインターネット回線を探してみてはいかがでしょうか。
事業内容を見直して、月々の支払を下げる計画を立てましょう。
電気料金の見直し
以下、電気代とガス代を見直す項目をご紹介します。
- 都市ガスやプロパンガスの請求書を見直す
- 電力会社を切り替えて電気代を安くする
2016年4月から電力自由化が始まり
一般家庭でも電力会社を選べるようになりました。
電気代は本当に会社によって変わるのでしょうか?
電気料金プランや使い方にもよりますが
月々1,000円くらいは節約できるでしょう。
月々1,000円というと、それほど大きな金額ではないような気がしますが
電力会社のチェックは簡単な作業ですし、一度チェックすれば
年間1万円以上の固定費削減がずっと続きます。
どの電気事業者がいいかは、家族のタイプや住んでいる場所によって異なります。
都市ガスやプロパンガスの料金も安くなる
都市ガスの確認方法
2017年、都市ガスの自由化が始まり
市民がガス事業者を選べるようになりました。
自由化によってさまざまな会社が参入しているため
家族構成や使用形態に合わせて最適な料金を選ぶことができます。
都市ガスのチェック方法としておすすめなのが
比較サイトを利用することです。
電気とガスのパッケージ比較サイト「エネチェンジ」では
都市ガス会社の一括見積もりが可能です。
お住まいの地域と現在のガス料金を入力するだけで
簡単に利用することができます。
プロパンガスの確認方法
あまり知られていませんが、都市ガスや電気の自由化よりも先に
プロパンガスの自由化が始まっています。
プロパンガスは高いと感じる方は
契約内容やガス会社を確認することで
保険を見直す
保険は固定費の中で大きな割合を占めています。
生命保険文化センターの
「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」によると
毎年平均約37万円の保険料を支払っているそうです。
保険を確認することが必ずしも解約を意味するわけではありません。
自分の保険の必要性を考え、自分に合った保障内容の保険を選ぶことが大切です。
以下では、保険の見直しや保険の必要性についてまとめてみました。
保険は高い確率で起こるトラブルに備えるためですよね?
保険に加入する目的
事故や病気で生活が破綻しないようにするため
保険で備えたいトラブルが、本当に自分の人生を台無しにするような
大きな損失に当てはまるかどうか考えてみましょう。
お金持ちの人にとって、ケガや病気などのトラブルに必要な
200万円は大きな損失ではありません。
しかし、貯蓄がない人にとっては、人生を台無しにしかねない「大きな損失」となります。
つまり、「リスクの程度」は人によって異なるため
その点を考慮して判断する必要があります。
日本は社会保障が充実している
日本は国民皆保険の国であり
すべての人が最低限の社会保険に加入していることになります。
社会保障制度は非常に複雑であり、理解するのは難しいですが
最低限の知識がないと、不必要な民間保険に加入してしまったり
制度を利用しないことになるかもしれません。
便利な社会保険制度
- 高額療養費制度: 自己負担限度額を超えた医療費がかかった場合、月々の支出に関係なく払い戻される制度です。
- 障害年金:ケガや病気で仕事が制限された場合に受け取れる年金。
- 失業給付:雇用保険の被保険者が失業した場合に受け取れるお金。
このように、私たちをさまざまなリスクから守ってくれる社会保障制度がたくさんあります。
毎月支払っている社会保障ですから
自分がどのような保護を受けることができるのか知っておく必要があります!
社会保障の補償内容を知らないと、受け取るべきお金を受け取れない可能性があります。
必要な保険
公的保険でカバーできないケースに備えるには、民間の保険がおすすめです。
さまざまな保険の中で、本当に必要だと考える保険は2つあります。
本当に必要な保険
- 自動車保険(対人・対物無制限)
- 火災保険
本当に2つが重要です。
もちろん個人の状況にもよりますが
多くの場合、社会保障と貯蓄で十分だと思います。
リスクは、収入や家族構成
食事などの状況によって人それぞれで、本当に必要な保険は異なります。
自動車保険
自動車を運転するためには、自動車保険が必要です。
しかし、自動車保険には3つのチェックポイントがあります。
自動車保険のチェックポイント
保険会社
ご契約の条件について
加入すべき保険の種類
以上の点をチェックすれば、年間保険料を20,000円から30,000円程度安くすることができます。
また、自動車保険は必要だと考えていますが、車両保険は必要性が低いと考えています。
理由は、車の修理代が人生を台無しにするような大損害になる可能性は低く
保険よりも貯蓄でその万が一に備えることをお勧めするからです。
もし、車を失う大損害がないのであれば、車の固定費を減らした方がよいでしょう。
特に、自動車保険に加入している方は、見直してみてください。
まとめ
🔴老後は収入減で固定費見直しが重要
🔴通信費は格安SIMへの切り替えで節約
🔴光熱費は供給元変更でコストダウン
🔴保険料は契約内容の見直しで削減
🔴住居費は持ち家と賃貸を比較検討
🔴車の必要性を見直して経費削減
🔴税金と社会保障の仕組み理解が重要
🔴正しい固定費見直しで生活満足度維持
🔴月3万円、年間約36万円の節約可能
🔴自宅のインターネット環境の見直し効果
🔴都市ガスやプロパンガス料金の比較
🔴公的保険と民間保険の適切なバランス
今回は、固定費の削減をテーマに、通信費、光熱費、保険料について検討しました。
まずは、身の回りの固定費を見直すことから始めましょう。
固定費を減らすことができれば
老後の資金面で安心して暮らせます。
皆さんも参考にして明るい老後にしましょう。